カ:では2章は織田軍に夾撃された伊達軍および真田軍が、一時的に手を組んで突破を図る、という展開で良いでしょうか
伊:構わねぇぜ。手負いの真田を敢えて労ることなくイニシアティブを握る俺様。いいじゃねぇか。「話はここを抜けてからだ、異存はねぇな?」って言っちまえばあいつも反論しねぇだろうしな
カ:…伊達さんのお話ですからネ…
片:カプ●ン様には何かご不満が?
カ:めめめ滅相もない!ところで二章の敵役ですが、こちらも二将ですから、敵方の織田軍も二将ということで、光秀と蘭丸相手ではいかがでしょう
カ:誰でも構わねぇぜ
片:しかしその二将は確か、織田軍内部でも犬猿の仲だとか
カ:おっしゃる通りです。ですから、この二人が仲違いをしたところに…
伊:俺様が混乱に乗じて二人どころか織田軍まとめてヤっちまうって訳だな!
片:政宗様、人様の話は最後まで聞かねばなりませんよ
カ:いえ、大筋ではその通りです。ただとりあえず2章では、2将を倒してもらえれば良いかと思うのですが
伊:真田と力を合わせて、だろ…ちーっと、ぬるくねぇか?
カ:真田さんとの共闘はお嫌ですか?
伊:あいつが後ろから付いて来んだろ?…どうもスッキリしねぇ、どっちが多く斬ったか数比べ出来るシステムとか入れらんねぇのか?
カ:「2」で採用した二人掛かりのバトルシステムを応用すればなんとか
片:しかし真田は手負いなのでは?
伊:そういやそうだったな。五体満足じゃない真田と競ってもfairじゃねぇしな。ならせめて本陣にはトップで乗り込まねぇと気がすまねぇ
片:政宗様、大将が一番駆けなぞ聞いたこともございませんぞ?!
伊:俺は何でも一番が好きなんだよ!
片:そう言って敵も定まらぬままうっかり出陣してしまったことが何回あったか…!
伊:うっせぇな。細けぇこと気にしてっからハゲんだよ
片:ハゲっ…?!…そ、そもそも真田の旗印をめざとく見つけられた政宗様が、ハイエナのように方向転換しなければこんな事態にはなっていなかったのでは…?
伊:あぁおぁああ!? やるか小十郎!?!
カ:ひぇえ…!
片:はっ…!気合で部屋中の窓ガラスを吹き飛ばすのはお止め下さい政宗様!ここは伊達軍の城ではありませぬぞ?!
伊:ンだよ脆い窓だな
カ:ふ、普通です
片:すみませんカプ●ン様、すぐに弁償させて頂きます。…オイ野郎共!!
カ:いえいいですから…ってどこから急に伊達軍がこんなに!?!
伊:City見物してるとこ悪いな
モブ1:筆頭!Tokyoってイケてますね!
モブ2:俺、行列の出来るドーナツ屋並んじゃいました
モブ3:テレビ局って一度行ってみたかったんスよ
モブ4:俺は思いきってメイド喫茶に…
モブ5:お台場って海近いんスね
伊:楽しんでるみてぇだな、お前ら!
モブ全:YEAH!!!
カ:…
片:悪いがここの窓ガラスを直してくれ。もちろん伊達軍仕様でだ
モブ全:YEAH!!!
カ:い、いやいやお気になさらず…って窓ブ厚ぅ!?!!
片:これが伊達軍仕様の窓ガラスです。この厚さなら真田丸の大砲も防ぎますし、何より冬も防寒の役割を果たします
カ:ガラスが窓枠はみ出してますよ…?
伊:そのへんがCoolだろ?
カ:しかもスプレー文字で「喧嘩上等」とか…
伊:そのへんがスタイリッシュだろ?
カ:…
片:お前等、ご苦労だった。俺と政宗様はまだ大事な打ち合わせの最中だ。集合時間まで好きにしてろ
モブ全:YEAH!!!
カ:…
伊:さーて、窓もスッキリしたところで話の続きといくか。仕方ねぇが真田とタッグを組んで明智、森連合軍をぶっ潰すってとこまでだったよな?じゃあ潰したら早速、俺がトップで魔王のオッサンをヤりに行くっきゃねぇよなぁ?
片:政宗様!窓まで割っといて話がほとんど振り出しに戻ってますぞ!? また真田を出し抜こうとなされて…!
伊:小十郎、気合入れてついて来いよ!
片:お諌めしてるんです!陪臣の真田と違い、あなた様は大名です。奥州筆頭です。ご自覚があるなら少しはご自重なされよ!
伊:ぬるい戦は好きじゃねぇんだよ
片:熱いぬるいの問題ではありませぬ!
カ:どうあっても真田さんと張り合いたいんですね…



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