−休憩後−


カ:それでは気を取り直して。
片倉さんのストーリーモードは全五章の構成を考えています。第一章で斥候の部下が松永軍に拉致され、それを助けに行った政宗が爆発に巻き込まれ、片倉さんが助ける、という筋でいいですか?
松:第一章の見せ場は、助けに現れた伊達主従と私の対決ということになりますよね?
カ:ええ
松:ではまず、人質達を崖の上に作った塔柱に一人ずつ拘束します。これは伊達君および片倉君、さらにプレイヤーにも視覚的ダメージを与えることが出来ますから効果的です
カ:そして?
松:伊達主従の目の前で一人ずつ爆死させます
竹:駄目です部長!さっき爆死は駄目だと話したじゃないですか!?
松:それは主人公である伊達君の話ではなかったのかね?
カ:いえ、あまり残虐シーンは作りたくないので、出来ればあからさまな描写は避けたいのですが…
松:では人質のパーツを
カ:それも勘弁して下さい
松:ならば、頭を下にして逆さはりつけに…
カ:それも苦しそうなのでちょっと
松:実際、苦しいからこその拷問なんですがねぇ。よろしい。では、何なら吹き飛ばしてもいいですか?
竹:最後に政宗君を派手に吹き飛ばすためにも、それまでは我慢しましょう部長。代わりに命綱を切るのも楽しそうじゃないですか
松:そうだねぇ、やめろー!と必死に叫んでいる人間の命綱を目の前で切るのは楽しいね
竹:政宗君の名前を呼びながら落ちていく部下達…いいですねぇ
松:地面に這いつくばらせて抑えつけて部下が殺される様を見せると効果的だね
竹:さすが部長…!
カ:あ、あの!あとですね、松永軍が伊達軍に攻撃する理由も欲しいのですが…っ
松:ふむ。立地的な価値はないし…さて、奥州の僻地に何か稀少価値の品はあったかね、竹中君?
竹:そうですねぇ…山奥の片田舎なので、岩を加工して竜の彫り物を作るくらいしか芸がないんですよね
松:高価な茶器もないようだし
竹:公家も居ないし仏教の本山もありません
松:大仏殿もないようだし…生え抜きの田舎だね
竹:そうだ。確か「2」で長曾我部元親君が政宗君の六爪を欲しがっていましたよね、あれはどうでしょう?
松:ふむ…どれかといえばそれが一番の値打ち物か
竹:実際、僕の凛刀に比べて、特別希少でも値が張る訳でもないんですけどね
松:あの鞘は特注だろうな
竹:鞘だけはレア物ですね
カ:刀も一応値打ち物なんですが…
松:刀身というより、珍しいのは鍔だろう?
竹;ああ、あのギザギザの。なんというか、若くて血気盛んな頃に勢いがないと作れないデザインですよね
松:持ち歩くにはちょっと、ね
竹:コレクションにするにも、僕にはちょっと…
松:ふむ。ではやはり
松&竹:鞘、欲しいですね



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